CEDEC 2025で学園アイドルマスターのサーバーシステムと高速自動生成ツールを解説

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概要

2025年7月22日から24日にかけて、パシフィコ横浜ノースで国内最大級のゲーム技術者・エンジニア向けカンファレンス『CEDEC 2025』が開催されました。
24日には株式会社QualiArtsの鈴木光さんが登壇し、『学園アイドルマスター』のバックエンドシステムの仕組みについて講演しました。
同ゲームのサーバーシステムはGoogle Cloudのマネージドサービスを中心にサーバーレス構成を採用し、GO言語やGRPC、Cloud SQLやCloud Spannerなどを利用しています。
ゲームクライアントや管理ツールはCloud DNSやCloud Load Balancing、Cloud Armor、IAPを経由してAPIサーバーやアドミンサーバーにアクセスし、データ通信を行っています。
QualiArtsでは、少人数開発の効率化と知識共有を目的に、組織全体でアプリとサーバーの両面を担当する体制を採用しています。
この体制は迅速な実装と広範な技術習得を促進しますが、その反面、個人の負荷増や仕様変更の多さに伴う負担も生じていました。
特に開発初期段階ではバックエンドの少人数体制で運用され、既存の自動生成ツールに課題があったことから、鈴木さんは高速化に注力し、ツールの改良を進めました。
新たにProtocol Buffersを定義言語とした自動生成ツールを開発し、一つのコマンドで数万ファイルの生成や差分削除まで完了できる高効率化を実現し、開発の負担軽減と迅速化を図っています。