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ガンホー2024年度決算、減収・減益と海外売上比率低下の厳しい結果を受ける

概要

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、2024年12月期の純利益が前年同期比で30%減となり、3期連続の減益を記録しました。

営業利益率は2020年からの減少傾向が続き、2023年には30%を超えたが、2024年には17%に低下しました。

新作ゲーム『ディズニー ピクセルRPG』をリリースしましたが、売上高は前期比で17.3%減の1,036億円に留まり、アクティビストからの圧力にも対応が求められています。

特に、子会社Gravityの好調な業績により2023年は増収が見込まれましたが、2024年は逆転現象が起き、全体の業績回復が難しい状況です。

海外売上比率も64.1%から56.1%に低下し、成長戦略がその実績に反映されていないことが明らかとなりました。

『ディズニー ピクセルRPG』は世界各国で同時配信され、初速は良好でしたが、持続的な増収には至りませんでした。

取締役会では株主還元の決定が行われ、50億円の自社株取得と60円の期末配当が策定されました。

背景にはアクティビストのストラテジックキャピタルがガンホー株の5.4%を保有し、株主の利益を重視する提案を受けたことがあります。

これにより、ガンホーは株主還元をより重視し始め、業績改善を目指す姿勢を見せています。

ポイント

  1. ガンホーは2024年12月期の純利益が前期から30%減少し、3期連続で減益。
  2. 新作「ディズニー ピクセルRPG」は好調でも、減収の結果となった。
  3. アクティビストの株主提案に対応し、配当性向が32.8%に増加した。

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