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ラセングルが語るUnity複数プロジェクト効率化のパッケージ管理術

概要

2025年7月に開催された「CEDEC2025」にて、ラセングルのクライアントエンジニア・張永儒氏が、「Unityでの複数プロジェクト並行開発におけるパッケージ管理と開発手法」について講演しました。
同社は複数のゲームタイトルを同時進行で開発する中で、共通機能の繰り返し実装や依存関係の複雑化、担当範囲の曖昧さといった課題に直面していました。
これらの問題解決策として、「パッケージベース開発」を導入し、複雑な処理の隠蔽や再利用性、循環依存の防止といったメリットを享受しました。
しかし導入には、現場の抵抗やプログラム設計のノウハウ不足、設定作業の煩雑さといったボトルネックが存在し、それらには低コストの小規模からのスタートやマニュアル整備、自動化ツールの導入などで対応しました。
導入後は基盤の蓄積、効率化、責任範囲の明確化といった成果を得る一方、パッケージ間のアセット参照や環境差異によるトラブルといった新たな課題も浮上しました。
これらには、参照エラー防止のための自動テスト導入や標準環境の設定などで対処しています。
全体として、ラセングルの経験は、効率化を追求する開発現場において、ツール導入だけでなく運用改善と継続的な工夫が不可欠であることを示しました。
張氏は基盤づくりの重要性と地道な努力の価値を強調し、チーム全体の生産性向上を目指す開発者にとって示唆に富む内容となっています。

ポイント

  1. ラセングルは複数開発プロジェクトの共通機能管理に課題を抱え、パッケージ管理で解決を試みた。
  2. パッケージベース開発は再利用性や依存関係の把握を改善し、開発効率の向上を実現した。
  3. 導入には抵抗や設計の工夫、運用ルールの整備など、多面的な努力と継続的な対応が必要だった。

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