インディーホラーゲーム販売拒否のニュース概要

インディーホラーゲーム『HORSES』は、SteamとEpic Games Storeから販売を拒否されましたが、発売後2週間で18,000本以上を販売し、約65,000ドルの純収益を達成しました。このゲームは、大学生が農場生活を体験する一人称視点のホラー作品です。

農場には馬の仮面を被った全裸の人間が出現し、プレイヤーは家畜の世話を通じて「価値観の逆転」や「個人の責任の倫理」といったテーマに直面します。ゲームは2023年にSteamにビルドを提出したが、「Steamで配信できない」との通知を受け、その後異議申し立ても却下され続けました。

また、Epic Games Storeからはリリース直前に「不適切なコンテンツ」として販売中止となり、大手プラットフォームからの締め出しを受ける結果となりました。しかし、GOG.comやHumble Storeでの販売によって、18,000本以上の売上と、開発費用やロイヤリティを完済できるまでの収益を得ることに成功しました。

ただし、Santa Ragioneはこの収益ではスタジオの運営や次回作の開発に必要な資金が不足していることを明らかにし、チームは別の仕事を続ける必要があると述べています。スタジオの創設者は、Steamでの販売不可が開発費回収を困難にしているため、本作が「スタジオの最後のゲームになる可能性が高い」としています。

Santa Ragioneは今回の成功を安堵しつつも、Valveの不透明な審査基準に対し強く批判し、根本的な問題は解決していないと指摘しています。現在、『HORSES』はGOG.comやHumble Storeで販売中で、価格は4.99ドルです。




インディーホラーゲーム成功の注目ポイント

  1. インディーホラーゲーム『HORSES』は、SteamとEpic Games Storeでの販売を拒否された。
  2. 発売2週間で18,000本を販売し、純収益は約65,000ドルを達成した。
  3. 開発費回収は困難で、運営継続のためメンバーは別の仕事を続ける必要がある。
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Steam拒否の影響と分析・解説

インディーホラーゲーム『HORSES』は、大手プラットフォームからの販売拒否にもかかわらず、GOG.comやHumble Storeで成功を収めました。発売から2週間で18,000本以上の販売を記録し、約65,000ドルの収益を上げたことは、インディーデベロッパーにとっての励みとなります。

しかし、この成功は持続可能な運営を保証するものではありません。パブリッシャーのSanta Ragioneは、収益が開発費用の回収には不十分であり、チームメンバーが他の仕事を続ける必要があると述べています。この状況は、スタジオの存続に深刻な影響を及ぼします。

さらに、本作の販売拒否は、Valveの不透明な審査基準に対する問題提起ともなっています。スタジオ創設者の発言からは、プラットフォームの持つ審査の権限とその影響力の大きさが浮き彫りになり、他のインディーゲームにも悪影響を及ぼす懸念があります。今後、インディーデベロッパーが生存をかける中、プラットフォームの透明性向上が急務です。

※おまけクイズ※

Q. インディーホラーゲーム『HORSES』の販売が拒否されたプラットフォームはどれか?

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正解:SteamとEpic Games Store

解説:記事には、SteamとEpic Games Storeからの販売拒否について言及されています。




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