生成AIの浸透と子供たちの生活に迫るネットとデジタルリテラシーの課題

概要

東京都教育委員会は2024年度の「児童・生徒のインターネット利用状況調査」を公表し、都内公立学校の児童生徒約1万人を対象にした調査結果を明らかにした。

生成AIの使用について、高校生では約3割が利用経験を持つ一方、全体の未利用者は83.1％と多数を占めた。

ゲーム課金では約3割が経験を持ち、多くが1,000円～2,999円と回答。

熱中しているものでは、小学生は「ゲーム」が最多、中高生および特別支援学校では「動画視聴」が最も高い割合を示し、スマホ依存の傾向がうかがえる。

また、全体の4割がインターネットで知らない人とやりとりした経験があり、特に「ゲームの話」が主なきっかけとなっている。

トラブル時に相談せず「がまんした」と回答した児童生徒が多いことから、安心して相談できる環境の整備が急務とされる。

東京都教育委員会は情報教育を推進するための教材を公開し、児童生徒のデジタルリテラシー育成を引き続き取り組むとしている。

ポイント

1. 東京都の「児童・生徒のインターネット利用状況調査」で生成AIの使用経験が増加。
2. ゲームや動画視聴が児童生徒の熱中している活動で、スマートフォン利用が大半。
3. 4割がインターネットで知らない人とやりとりし、ゲームがきっかけとして多い。

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