【衝撃】ファミコン14800円は奇跡?山内溥が変えたゲーム史と任天堂IP戦略
ファミコン誕生のニュース概要
KADOKAWA元社長の佐藤辰男氏の著作『エンタメ(IP)100年史 創業者のエウレカ、継承者の転換』が2026年2月26日に発売された。本書は、おもちゃ、ゲーム、出版といったエンタメ業界の発展に貢献した人物や時代背景を描いている。
任天堂は、元々京都の老舗骨牌製造業者として創業し、戦後プラスチック製トランプやディズニーとのライセンス契約で成長を遂げた。山内溥の経営のもと、新規事業へ進出しつつも、オイルショックで射撃場経営が頓挫するなど苦難を経験する。
転機となったのは、家電メーカー役員との会食での半導体とマイクロプロセッサーに関する会話だった。これにより、任天堂は家庭用ゲーム機への参入を決定し、『カラーテレビゲーム』シリーズで一息つく。そして、LSIゲームの過剰在庫に苦しむおもちゃ業界の状況下で、『ファミリーコンピュータ(ファミコン)』を1983年に発売。
1万4800円という破格の価格と優れたソフトで市場を席巻し、エポック社の『カセットビジョン』やバンダイの『インテレビジョン』など、競合他社の製品を圧倒した。ハードとソフトの相乗効果によるデファクトスタンダードの確立が、任天堂式ビジネスの原点となった。
任天堂の戦略的注目ポイント
- 任天堂は、トランプや花札から始まり、多様な新規ビジネスに挑戦。オイルショックで苦境に陥るも、家庭用ゲーム機への参入を決意
- 『ファミコン』は、LSIゲームの過剰在庫やアタリの失敗を教訓に、低価格・高性能で投入。ハードとソフトの相乗効果で市場を席巻
- 山内溥は、おもちゃの短命なサイクルから脱却し、『ファミコン』の“ハードとソフト”モデルで、任天堂の持続的成長の道筋を見出した

ゲーム史とIP戦略の分析・解説
佐藤辰男氏の著作は、エンタメ業界の黎明期から現在に至るIPの変遷を、おもちゃ、ゲーム、出版といった周辺産業の視点から描き出す。特に『ファミコン』誕生の背景には、LSIゲームの過当競争やアタリの失敗といった市場環境が存在し、任天堂はそれらを冷静に見極め、ハードとソフトの相乗効果によるビジネスモデルを構築した。
山内溥は、玩具業界の短命な商品サイクルを批判的に捉え、マイクロコンピューター技術を応用することで、持続的な成長を目指した。1万4800円という破格の価格設定と高品質なソフトは、市場を席巻し、デファクトスタンダードを確立。
本書は、単なるゲーム史ではなく、IP戦略の根幹をなすビジネスモデルの変遷を明らかにする。今後のエンタメ業界におけるIPの重要性を理解する上で、示唆に富む内容と言えるだろう。
※おまけクイズ※
Q. 記事の中で、任天堂が『ファミリーコンピュータ(ファミコン)』を発売した年は?
ここを押して正解を確認
正解:1983年
解説:記事の本文中に「『ファミリーコンピュータ(ファミコン)』を1983年に発売。」と記載されています。
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