GTMF 2025とゲーム市場の概要

2025年7月4日に開催された「GTMF 2025」では、サイバーコネクトツーとインクレディビルドの共同講演が注目を集めた。両社はUnreal Engine 5(UE5)への移行におけるシェーダーコンパイルやビルド時間の課題に取り組んでおり、具体的な数値と現場の変化を詳述した。サイバーコネクトツーの松山氏は、日本のゲーム市場が約2兆4,000億円、世界市場が約31兆円であることを示し、国内市場の縮小に対して海外進出の必要性を強調した。同社は売上の約9割を海外から得ており、『NARUTO-ナルト- ナルティメット』や『ドラゴンボールZ KAKAROT』の成功を挙げた。

自社IPの『戦場のフーガ』シリーズでは、継続的なアップデートを行い、メディアミックス戦略を通じて収益基盤を構築している。さらに、松山氏は若手採用と教育の重要性を訴え、業界全体の育成方法に問題点があることを指摘した。労働環境についても「超ホワイト」とし、効率化の重要性を説いた。セッション全体を通して、松山氏はポジティブな未来展望を示し、成長し続ける市場に向けた明確な生存戦略を提示した。




GTMFでの海外進出の注目ポイント

  1. 「GTMF 2025」では、サイバーコネクトツーとインクレディビルドが共同講演し注目を集めた。
  2. 松山氏は、日本ゲーム市場の縮小を指摘し、海外シフトの重要性を強調した。
  3. 業界の若手採用教育の欠如を批判し、先輩の教育責任を訴えた。
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GTMFにおける課題と分析・解説

ゲーム開発ツールとミドルウェアの祭典「GTMF 2025」では、サイバーコネクトツーとインクレディビルドの講演が特に注目を集めました。

両社はUnreal Engine 5(UE5)への移行に伴うシェーダーコンパイルやビルド時間の課題をどのように解決したのか、実体験を交えた具体的な数値を提示しました。

松山氏によると、日本のゲーム市場は約2兆4,000億円である一方、世界市場は31兆円に達し、成長が期待される中で日本の比率はわずか7%。この状況に対抗するため、サイバーコネクトツーは早期から海外市場にシフトし、製品開発の幅を拡げています。

さらに、自社IP『戦場のフーガ』の継続的なアップデートやメディアミックス戦略が成功の秘訣とされ、これによりアクティブなゲームとして認識される努力が強調されました。

松山氏は若手採用という課題にも触れ、即戦力ばかりを求める業界の風潮を批判。新卒育成の重要性を訴え、教育を通じた次世代の育成に力を入れる必要性が語られました。

ホワイトな労働環境を自負しつつ、効率的な開発を重視する姿勢は今後の業界において重要な指標となります。全体として、これらの取り組みが業界全体にとってポジティブな影響を及ぼすことが期待されます。

※おまけクイズ※

Q. 松山氏が指摘した日本のゲーム市場の規模は約何円ですか?

ここを押して正解を確認

正解:約2兆4,000億円

解説:記事の中で松山氏が日本のゲーム市場について言及した具体的な数値があります。




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