『ワンダと巨像』発売20周年──切なさと圧倒的スケールが生んだ永遠の名作

概要

2005年10月27日に発売されたプレイステーション2用ソフト『ワンダと巨像』は、2024年で発売20周年を迎えた。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントが手掛けた本作は、少女の魂を取り戻すために“古えの地”を旅し、巨像を討伐していくアクションアドベンチャー。
前作『ICO』同様に、切なく儚い世界観と静謐な空気感が特徴で、多くのプレイヤーを魅了してきた。
本作の核心は、巨像との壮大な戦いにある。
それぞれの巨像は異なる形態と行動パターンを持ち、弱点を探し出すまでの過程がパズル的要素を伴う点が面白い。
剣や体毛を伝って登り、振り落とされぬようしがみつきながら弱点を突く戦いはまるで登山のようで、達成感も格別だ。
しかし、巨像が苦しむ姿に罪悪感を覚えるプレイヤーも少なくなく、キャッチコピー「最後の一撃は、せつない」が象徴するように、戦いには深い哀しみと快感が共存していた。

ポイント

1. 『ワンダと巨像』はPS2用アクションアドベンチャーで、2024年に発売20周年を迎えた。
2. 巨像との戦いに特化し、弱点を見抜いて登るパズル的バトルが最大の魅力。
3. 壮大で切ない世界観と、「最後の一撃は、せつない」というキャッチコピーが象徴的。

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