ラスト・オブ・アス開発中止のニュース概要

「ラスト・オブ・アス」のオンラインマルチプレイヤーゲームが、完成度80%の段階でキャンセルされていたことが明らかになりました。

元ディレクターのヴィニット・アガルワル氏は、ポッドキャストでこの幻となった作品について語っています。ソニーはコロナ禍でオンラインゲームに投資していましたが、2022年から2023年にかけて外出自粛解除による消費の減少と業界全体の資金引き上げが重なり、過剰投資の反動に直面しました。

スタジオの方向性を巡る選択がキャンセルの決め手となり、「新作を作るか、この作品を作るか」という決断の結果、ニール・ドラックマン氏が手がける次回作が優先されました。アガルワル氏は、自身が手がけていた作品は実験的なものであったため、スタジオの根幹となるゲームを優先するのは自然な流れだと理解していると述べています。

7年間の開発が無駄になったことについて、アガルワル氏は「魂が砕かれるような出来事」と振り返り、キャンセル発表の24時間前まで知らされていなかったことに衝撃を受けたと語っています。

現在、ナッティ・ドッグは新作『インターギャラクティック:ザ・ヘレティック・プロフェット』を開発中です。アガルワル氏は日本でゲーム開発スタジオを立ち上げており、GameSparkでのインタビューも公開されています。



オンラインゲームキャンセル理由の注目ポイント

  1. 『The Last of Us』のオンライン作品は、完成度80%でソニーにより突然キャンセルされた。
  2. コロナ禍後の消費低迷と業界全体の資金引き上げが、開発中止の背景にある。
  3. スタジオの方向性として、次回作を優先。元ディレクターは発表の直前まで知らされていなかった。




業界動向と開発戦略の分析・解説

このキャンセルは、単なるプロジェクトの失敗として片付けられません。
コロナ禍におけるゲーム業界の特異な状況と、その後の市場環境の変化を如実に示しているからです。
オンラインゲームへの過剰な投資は、多くの企業が直面した課題であり、ソニーも例外ではありませんでした。

しかし、より重要なのは、スタジオの方向性という選択です。
Naughty Dogは、実験的なオンライン作品よりも、ブランドの根幹を支えるシングルプレイ作品を優先しました。
これは、AAAタイトルの開発において、リスク回避の姿勢が強まっていることを示唆しています。
AI技術の進化により、開発コストを抑えつつ高品質なゲームが制作可能になる可能性もありますが、現時点では確実な成功が見込める既存のフォーマットが重視される傾向にあります。

今後は、大手ゲーム会社が新規IPへの投資を控える動きが加速するかもしれません。
また、開発スタジオの自律性が低下し、本社主導の意思決定が強まる可能性も考えられます。
Vinit Agarwal氏が日本で新たなスタジオを立ち上げたことは、そうした業界の閉塞感を打破しようとする試みと捉えることもできるでしょう。

※おまけクイズ※

Q. 記事の中で言及されている「ラスト・オブ・アス」のオンラインマルチプレイヤーゲームがキャンセルされた主な理由として、最も適切なものは?

ここを押して正解を確認

正解:スタジオの方向性を巡る選択で、次回作が優先された。

解説:記事の後半で、「新作を作るか、この作品を作るか」という決断の結果、ニール・ドラックマン氏が手がける次回作が優先されたと述べられています。




まとめ

【衝撃】ラスト・オブ・アス、80%完成のオンラインゲームが突然キャンセル!開発8年…の注目ポイントまとめ

「ラスト・オブ・アス」のオンラインゲームが、完成間近でキャンセルされていたとのこと、残念でなりません。コロナ禍の反動や業界全体の状況が影響したそうですが、7年もの開発が無駄になってしまったのは、関係者の方々にとって本当に辛い出来事だったでしょう。

ただ、スタジオの方向性として次回作を優先するのは、ブランドを守る上では理解できる判断です。大手ゲーム会社は、今後より一層リスクを避けた開発を進めていくのかもしれません。一方で、新たなスタジオを立ち上げた元ディレクターの挑戦は、業界に新たな風を吹き込んでくれることを期待したいです。

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